No. 151 10/13 その2
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昨日、何を思い立ったか、高校時代に付き合ってた女の子からもらった手紙
類を出してきて、ざーっと読んでみた。

授業中に書いたであろうルーズリーフの切れ端とか、そんなのがほとんど
だったんだけども、なんか「愛されてた」んだなぁとか思って。最後の二通は
別れの手紙だったので少々つらいことも書いて有るんですが、なんか幸せな気
分になってしまいましたよ。とりあえず、最低でも一人私の事を必要としてく
れた人が居たと言うことに。

思えば、高校生の頃の自分って、それでも今よりは行動力があったとは思うん
だけども口先ばかりで調子のいいことばっかり言ってるし、本当に思っている
ことを全然表現してなくて、周りの人間はみんなバカだと思っていて。とんが
っていて。

で、その後、毒気がずいぶん抜けて言いたいことは相変わらず言うけど、穏や
かに話せるというか。その分メリハリが無くなってぼーっとした人に成りまし
たが。


拝啓、カザマミナ 様。

 あなたと別れて、あたしは優しくなれました。

 そして、優しくなれた私を見て欲しいなと、ほんのちょっとだけ思うことが
 あります。けっして、無条件で誉められるようないい男にはなれてませんけ
 ども。

 あなたが私の首に掛けた鈴は、今でもたまに鳴っています。