No. 197 3/1 憧れない(パターン分析的人類学その3)
コメント:

アイドルには比較的冬生まれが多いという。

日本の学校はご存じの通り4月を境に学年を分けるわけで、4/2生まれから
4/1生まれまでの人が一つの学年としてくくられ同じ教室に放り混まれる。
この、変にミソがある。小学、中学の一年というのは非常に大きな差があり
どうしてもその成長の差は出てしまう。

例えば小学生の頃って、一年に5センチくらい身長のびるでしょう。そうなる
と早生まれの人って、学年でも結構小さい方になるんですよね。ま、あと精
神的な部分も見えないけれどきっと同様の事があると。で、どうなるかとい
うとみんなにかわいがられるんですね、で、そりゃ、アイドルになるくらい
だから顔立ちも可愛いんだろけどさ、これはアイドルにならないひとでも当
てはまると思うんですよ。で、小さい頃から周りにかわいがられると、その
コツをしるというか、あしらいが上手になるんですね、これが。で、このあ
しらいの巧さというのが非常に重要。

えっと、会社の中を見渡すと妙に上司に人気の人、居ません? 男性でも、
女性でも。よーく見ているとこれがたいてい、あしらい方が上手なんです
よ。どれだけ顔立ちが良くてもこのあしらいがダメだと、「美人(ハンサム)
だと思って調子に乗っている」なんて言われたりするんですね。

まぁ、男性の場合あしらうっていいかたはちょっと何で、対応上手というか、
そう言う感じになると思うんですけど、こういうのってきっと成長の頃に
影響していると思うんですよ。


話は変わって、よく制服に憧れるっていうの聞きますよね。えっと、なんか
並べただけでAVのタイトルみたいですが、女子高生とか、看護婦とか、
スチュワーデスとか、婦人警官(っていまは言わないんですよね)とか。

これ、その向こうに何かを見ていると思うんですよ。今まで書いてきたのが
肉体的な理由だったり、誕生日だったりと本人に選択の余地はないって
(デブには痩せるという選択肢があるというつっこみは却下)言う話では
なくてある程度の選択を経て居るわけで。(あれ?高校生はあんまり選択
しているという意識ではないかな。)

例えば子供や花が嫌いだったりする人は保母さんや花屋さんにはそうそう
ならないだろうし、人のお世話が大嫌いという人は看護婦やスチュワー
デスさんって選ばないと思うんですね、そうそう。

と言うことで制服の向こうに何を見ているのかというと、献身性だった
り優しさだったりという、そういうつまらないかもしれないけど象徴と
して見ているという事なんです。