No. 331 3/7 クビじゃない
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森君が首相を辞めるより中澤裕子が娘。を辞める方がよっぽど
重大で悲しい現実である今日この頃、みなさま如何お過ごしで
すか。

スーパーで調味料を手にするときに、なぜか買うブランドが決
まっている。味噌はカネサ、醤油はキッコーマン、ごま油はか
ど谷、サラダ油は日清、ソースはブルドック、マヨネーズはキ
ユーピー、ケチャップはデルモンテ。

マヨネーズだけは実家では味の素だったが、それ以外は同じ。
長い間見慣れているせいで癖がついてしまっているのだと思う。
中学生位の頃、母親にごま油の理由を聞いた事があったが、
「これが一番おいしいのよ」との事だった。そのこだわりの
素晴らしさに感動し、私もごま油はかどやのを使い続けている。

あ、そうそうソバツユは東屋のが手に入らないのとあれが甘す
ぎて好きじゃないので桃屋派だ。

先日実家に戻ったときに味噌汁に違和感を感じた。
「むむむ、味噌が違いませんか」
「あらまぁなんてコウルサイ。マルコメの出汁入りです」

ショーック、出汁入り。

気になって調味料を見てみたら、醤油は昆布醤油、サラダ油は
豊年、そしてごま油は日清の「ごま油好きのためのごま油」
だった。

「安いのよ、そっちの方が」

こだわりなんて、こんなもんである。

母上どの、あなたの息子は「雑居時代」の何とか君よろしく、
冷蔵庫の前で牛乳が雪印じゃないよぉと嘆くような人間に育
ってしまいましたぞ。

なーんて事を、ぼーっと社食で考えながら過ごす昼休み。
メニューはとんかつ、味噌ソースがけ。

森君が首相を辞めるより鈴木あみが芸能界を辞める方がよっぽど
重大で悲しい現実である今日この頃、みなさま如何お過ごしで
すか。
私は、多分元気でしょう。