No. 334 3/20 甘えない
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春暖かい日、上野公園などをふらふらと歩き、原宿・表参道・渋谷など
軽く流した後に総武快速に乗り込む。運良く右端の席を確保し、小一時
間の旅が始まる。

気づけばうとうとしていたようで、右側に頭をはみ出していた。目の前
には顔立ちのはっきりした女の子。就職活動かな、リクルートスーツで。
じーっと見上げていたら目が合う。にこりともしないが、嫌な顔もされ
なかった。で、またうとうとする。目を覚ます。目の前に女の子。うと
うとする。目を覚ます。目の前に女の子。

いいだけ過ぎてから、女の子が私の右側に移動してきた。先ほどと同じ
様に右側にはみ出している頭。女の子の背中が毛先に触っているのが解
る。電車の揺れで頭と背中がぶつかるが、彼女もよけず、私もよけず。
何度かの揺れの後、彼女は私が寝ていると判断したのか、私の頭に背中
をぴたっと押し付けてきた。半分以上寝ているので正常な判断ができな
い。まぁそのまま甘えて彼女の背中に寄りかかって寝てましたとさ。
良く眠れました。