No. 63 2/8 気持ちというか、
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二日間に渡り「インストラクター養成講座」と言う物を受講した。

出かける前まではスケジュールの中にある、ロールプレイ、3分間
スピーチなどと言う文字を見て「なぜ俺が」と言う感覚がぬぐい去
れなかったのだが。

今までに何度かちょいとした事情でパソコン教室のインストラクター
をしたことがある。社内・社外を含めてだ。勿論、事前にいつもの担
当の人の授業を見学し、どのように進めれば良いのかを組み立てるわ
けだが、きちんとした講習というのを受けたわけでは無かった。

で、感想。

芸人を目指せばよい。

いやマジで。何を伝えるかというのが重要になるので、憂ければ何事も
オッケーと言うわけではないが、話の導入、身近な話題からどうやって
内容にスムーズにつなげて行けるか、話を聞いている人の様子を常に観
察し、飽きが出始めたところで軽くジョーク、引きつけて置いて、綺麗
に本題に。まるで芸人だ。しかし、これを目指さねばなるまい。

さて、いくつかの興味有る言葉。

・インストラクターは知っていることの3割しか話せない。
・先生という上の立場では無く、ちょっとした先輩として接する。
・受講者の立場で

これらは、全て既に感じていたことであり、3割などと言う言葉は
既に私の中で勝手にオリジナル論理として落ち着いていた物だった。

私が参考にしたパソコン教室のインストラクターもきちんとこういう
事を習ったわけでは無いと思う。しかしながら、それらはどこからか
生まれ盗まれ私にもたどり着いていた技術であった。

じゃぁ、二日間の講習は無駄だったか。

ノン。自分の好きなことを人に伝えると言うこと、それらをかなり短
い時間に要領よくまとめ、しかしながらその中で引きつける事を忘れ
ない、それをみっちり仕込まれた。

なかなか経験できない体験だ。しかし、上記の技術は何に役立つ。
日常生活全てではないか。また、これらのできない人の多い事よ。

今まで何度も講習という物を受けているが、これほど人生の足しに
なったのは今回が初めてである。