東京で生活している人は育ちが悪いのか、それとも人口が多くて
遭遇率が高いのか知らんが食べるときに音を立てる人が多いのに
は閉口する。一番に遭遇するのは電車の中でガムをかんでいる人
で、これは音を立てない人の場合は気づかないというのを抜きに
しても異常な高確率だと思う。あるいは音を立てないように躾ら
れている人は電車の中でガムなど食べない、と事なのかも知れな
い。たいていは4,50台で男女問わず、じっと顔を見ると口を閉じ
てもぐもぐするのが特徴。
第二の遭遇は牛丼屋で、これも私が他の外食産業に比べてはるか
に回数をこなしているという点では否定できないが、主に5,60代
のオッサンになる。顔をジーっと見ても「牛丼うまいよな」的な
笑みを浮かべ、くちゃくちゃしつづけるのが特徴である。多くは
テーブルに肘をつき、片足を組んでいるか貧乏揺すりをしている。
タクシーの運転手が多いのは関係ないかもしれない。若者にあま
り見ないのは、掻き込んでしまって噛むひまがないせいかとも思
う。
第三の遭遇はなぜか職場である。前は一人だったような気がする
のだが今は3.5人に増えている。8人しかいないのに。つか半分か
よ。一人はガムも噛んでないのにずーっとくちゃくちゃ言う様に
なってしまった。というか、隣だ。すげー気になる。それは抜き
にしても8人のうち3,4人音を立てるというのはさすがにへこむ。
しかし、電話の対応がきちんとできなかったり飲んだ後のビンや
カンを捨てられない人がいたり、人の机の上に書類を散乱させる
人がいたりと愉快なんだが、これも社風かね。