No. 714 10/24 懐かしまない
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うとうとしている間に、新幹線は大宮を過ぎていた。
大学時代や、就職して間もない頃、新幹線の窓から
見る都会の景色はなにか大きな未知の世界へ乗り込ん
で行く不思議な気分に陥ったものだが、その感覚をふ
と思い出しつつ、同じ景色にまるで違う感情を感じる
自分に驚く。実家から戻ってくるときにはまるで沸か
ない思い出なのだが、就職したての頃のイメージが強
く刷り込まれているのかも知れない。

東京駅で新幹線の改札から外へ出ると、そこは日常の
世界で、ごちゃごちゃした人ごみや、妙に汚い町並み
も今の日常の世界なんだと思うと、妙に不思議な気分
になる。ただ中途半端なへんななまりだけを残して。