No. 799 5/20 疲れてみる
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なんか今週はボーっとした感じだ。

週末家でボーっとしていたせいで切り替えがうまくできていないのか、
ただ単に早めの五月病なのかは不明だが頭に霧がかかったような感じが
取れない。

仕事場からの帰り道、どうでもいい事を考えながら地下鉄に揺られる。


もう少しエキセントリックな人間になってみたかった、と思う。

ちょっと気に入らないことがあると不満声が出てしまうことがあって、
打ち合わせ中に周りを不愉快にさせることがある。いいたい事はあまり
ためずにきちんと口に出す人である。そういった負の面では感情豊か
な部分もあるにはあるのだが、どうも喜びや楽しさを素直に上手に表す
事ができていない様子。昔の事であるが、いっしょにカラオケに行った
人に、淡々と歌うタイプだねと評されたり、ダーツやボーリングをして
いて時たま当たりが出たときなどもっと嬉しそうにしろ、などと言われ
た事もある。一時ちょっと気にしてはしゃいでみた事もあるのだが、な
んか疲れちゃったりして。もちろん意識して行動することではないのだ
が。

そういった反面なにかを表現することには非常に興味があって、文章や
ら写真やら音楽やらには手を出し、そこそこに失敗している。集中力が
たらない、というのが大きな要因だとは思うのだが敗因の一つとしてエ
キセントリックさが足りてないというのも大きなウエイトを占めるので
はないかと思っている。自己陶酔とかもしかり。

家に帰り着きさびしく夕ご飯などを食べ、ひとしきり落ち着くと世間で
はすでに夜中、と呼ばれる時間になっている。テレビをつけると若手芸
人(といっても半分くらいは私と同世代なのだが)と呼ばれる人たちが小
うるさい自己主張を繰り返すだけの番組が流されていてもやはチャンネ
ルの違いすらわからない。
そんななか、喧騒の合間の公園のような感じで、淡い色使いのアニメが
目に飛び込んできた。いわゆる萌えとはちょっと違うタイプのアニメ。

"はちみつとクローバー"

芸術学部の学生さんの片恋ばかりのストーりー。部分部分にコメディ
タッチのおちゃらけは入るものの、全体を覆う物悲しさが非常にいい空
気を出していて、惹きこまれる。大学生はこんなに大人じゃないよなぁ
とは思いつつも、切ない片恋の話に心が痛くなる。自分の学生時代を振
り返り懐古に浸ってみたり。みんなちょっとエキセントリックでストイ
ック。

もっと若いころに色々な事をできればよかったのかな、と思ったりもす
るが本当はわかっているんだ、まだまだ遅くないはずだって。何から手
をつけていけば良いか、判らないくらい興味の対象はあるのだから。