おなじ星

「星なんか書いちゃってどうすんのよ」
「だってこれがもう一度私たちの所へ戻ってきたらすばらしい事だと思わない?」

 強い日差しの中で健康的に日焼けした君たちは世界地図の片隅にある小さな 島国をあるいは見つけられていないかもしれない。

まだ見ぬ、極東の国。どんな生活をし、何を考えて生きているのか。僕が、これを 書いた君を想像でしか想えないように、君は僕の事を想像しているかも。いや、想像さえしていないかも。

どんな風に想像していたか分からないけれど、東京という街の排気ガスに汚れた空気の 中で、君のメッセージを読んだ僕は、少しだけ、少しだけ元気になった。

2001/4/7 千葉市内にて HOLGA120sにて

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